淵上大使よりご挨拶
在ドミニカ共和国日本大使館のホームページ(HP)をご訪問頂きありがとうございます。このHPには、日本とドミニカ(共)の関係について両国の人々に知って頂きたい基本的なデータを掲載しております。
ドミニカ(共)は一般の日本人にとってはあまり知られていない国ですが、それでもカリブ海に浮かぶ国、2013年のWBCで優勝したことや大リーグのホームラン王サミー・ソーサを生んだことが示すように、野球大国であることを知っている方々は多いかもしれません。また、バチャータやメレンゲといったラテンリズムの国、あの有名な歌手ファン・ルイス・ゲラの国ということをご存じなら、相当の「通」だと思います。歴史の好きな方なら、コロンブスが最初の航海で到達し彼が日本に来たと思い込んだ島国であると聞かれたことがあるかもしれません。
他方、一般のドミニカ人にとり日本はやはり遠い国です。それでも、街を走る多数の日本車や日々のニュースを通じて、「技術の進んだ先進国、経済大国」というイメージは持っていますが、知日派のドミニカ人が少ないのも事実です。
それでも、この両国の関係は実は既に80年の歴史があり、2014年は外交関係開設80周年の節目でした。この間、1956~59年に入植した日本人移住者の方々は多大の困難に耐えながら、特に農業の発展に貢献し、この国における日本と日本人への高い評判を確立してくださいました。また、日本は経済技術協力を着実に行い、ドミニカ(共)の発展と人材育成に貢献して参りました。野球大国であることに目をつけて25年以上前から広島カープが野球アカデミーを開校しており、多くのドミニカ人野球選手が日本のプロチームで活躍するようになっています。通商関係は残念ながら活発とは言えませんが、それでもドミニカ産マンゴーの対日輸出が大きく増えつつあります。
種々の行事や活動を通じて、両国の友好関係を深め相互理解を促進することは当大使館の大きな役目のひとつです。是非、このHPを通じて当館の活動を知って頂くと同時に、両国関係の発展に有益なご意見等をお寄せ頂ければ幸甚です。
平成27年1月
駐ドミニカ共和国特命全権大使
淵上 隆
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