ドミニカ共和国における段階的経済活動再開(新型コロナウイルス関連)
令和2年9月30日
現在のドミニカ共和国内の状況
- 企業活動の稼働制限
ア 零細企業:全従業員での稼働が可能。
イ 小規模企業:全従業員数の75%以下での稼働。
ウ 中規模以上の企業:全従業員数の50%以下での稼働。 - 業種ごとの時差始業の義務化について
ア 業種ごとに7時,8時,9時の始業時間を設定。
イ 業種毎の始業時間に鑑み外出禁止時間内に外出を余儀なくされる場合は通行許可の申請が可能。
ウ 商品・燃料輸送業者及び必要不可欠な公務員の移動については通行許可不要。 - ショッピングモール,民間交通機関,宝くじ販売所の再開。カジノは引き続き営業停止。
- 理髪店,美容院,診療所等の稼働は予約を必須とする。
- 週三回を上限とした宗教活動を認める。
- 観光業,空港,スポーツジム,レストランの営業再開。 レストランでのデリバリーは外出禁止時間に関わらず,夜11時まで可能。 コルマド等でのアルコール飲料の提供は禁止(テイクアウト,デリバリーのみ)。 陸路の国境は依然閉鎖(商品の運送は可能)。
- 公共交通機関は60%の運行に制限する(私営のバス等も含めて)。
- 人が密集する興行,集会等は禁止。
- 学校及び大学は引き続き閉鎖。追って教育委員会及び高等教育省から学級再開日程を通達する。
これまでの経緯
- 5月20日より4段階のフェーズからなる段階的な経済活動再開に向けた措置がとられておりますが,現在は変則的な運用となっています。(現在はフェーズ2ですが,フェーズ3以降に予定されていた措置が一部既に実施されています。) 開始時のフェーズ一覧表(スペイン語)はこちら。
- 6月30日に新型コロナウイルス感染症による「全国感染事態(epidémico el territorio nacional)」が宣言され,国内における感染症拡大のコントロールと抑制を継続すべく一連の措置を規定しました。詳しくはこちら。
- 7月15日に厚生省により,一般に開放された屋内施設におけるソーシャルディスタンスの基準を設定した決議が発出されました。レストラン,コルマド等の営業は午前6時~午後8時までに制限(8月21日よりデリバリーについては午後11時まで可能)。※現在は夜間外出禁止令の延長が実施されていますので,営業可能な時間帯は地域により異なっています。公共交通機関と商業施設内では1.5mの距離を確保することが求められています。決議の原文(スペイン語)はこちら。
- 7月20日,ドミニカ共和国政府は新たな国家非常事態宣言及び大統領令による 夜間外出禁止令の実施を発表し,7月21日には,大統領府ハイレベル委員会より,今回の国家非常事態宣言下の規制に関する詳細が発表されました。発表の主な内容は下記をご参照ください。発表の原文(スペイン語)はこちら。
- 8月21日,ドミニカ共和国政府は大統領令により夜間外出禁止時間中のレストラン従業員等への特別許可(デリバリー業務の場合夜11時まで)を発表しました。大統領令の原文(スペイン語)はこちら。
- 9月28日,ドミニカ共和国政府は大統領令による夜間外出禁止令の期間延長及び時間変更 を発表しました。