3月4日に松永護氏、エドアルド・メヒア・ハビッド氏への在外公館長表彰式を行いました。
平成28年3月7日


3月4日(金)午前11時より、松永護氏及びエドワルド・メヒーア氏を日本とドミニカ共和国間との相互理解及び友好親善の促進への貢献を讃え、日本国大使公邸にて、在外公館長表彰式を行いました。
淵上大使より、松永氏及びメヒーア氏の経歴と功績、表彰理由が述べられました。
松永氏は1956年に当国に入植以来、サントドミンゴに道場を設立し、一般市民のみならず、当国の陸海空軍及び警察に対しても柔道を指導し、ドミニカ共和国における柔道をはじめとする武道の普及に大きく貢献されてきました。その「ドミニカ共和国における武道普及の先駆者」としての功績が讃えられ、2009年には当国のスポーツ殿堂に、2012年には武道殿堂にその名を連ねました。松永氏は武道における貢献のみならず、文化面での交流にも大きく貢献され、1972年に国立植物園に私費を投じて日本庭園を建設し、2007年には、老朽化していた再興英雄記念塔(Monumento a los Heroes de la Restauración)、通称「サンティアゴ記念塔」を再建する際に、記念塔の外周庭園の設計を手がけてこられました。
他方メヒーア氏は、サントドミンゴ自治大学の医学部卒業後、1981年にスペインのマドリード・コンプルテンセ大学のサンカルロス病院にて耳鼻咽喉科学及び脳神経科学を修めました。その後、当国の東部中央大学やCDEP大学、イベロアメリカ大学等の大学で教鞭を執り、CDEP大学医学部学部長や同大学理事会副理事長を務めるなど、医学界への重要な貢献を行ってこられました。前述の貢献に加え、20歳から空手を習い始め、松濤館流空手の黒帯六段、少林寺流空手の黒帯四段を取得するに至りました。サントドミンゴの松濤館道場にて長年空手の指導に当たり、2006年からは国際松濤館空手道連盟ドミニカ共和国支部の支部長を、昨年2015年からはドミニカ共和国武道殿堂の会長を努めており、空手の普及を通じた日本との交流及び当国武道の発展に大きく貢献してこられました。
今回の受賞に対し、松永氏より「当国に入植依頼、ドミニカ共和国における柔道をはじめとする武道の普及に努めてきた、我々武道を嗜む者は、スポーツとしての武道のみならず、日本古来の武士道精神を含む本物の武道をドミニカ共和国人に伝えていく必要がある」と述べられ、また、メヒーア氏より「空手の修練を通じて、日本のサムライが有していた武士道の精神を学び、共感できる面が多々あった、私の心は半分ドミニカ共和国人で、もう半分は日本人である」と述べられました。
更なる情報を希望される方は以下のアドレスまでご連絡下さい。
在ドミニカ共和国日本国大使館 広報文化班: cultura@sd.mofa.go.jp.
淵上大使より、松永氏及びメヒーア氏の経歴と功績、表彰理由が述べられました。
松永氏は1956年に当国に入植以来、サントドミンゴに道場を設立し、一般市民のみならず、当国の陸海空軍及び警察に対しても柔道を指導し、ドミニカ共和国における柔道をはじめとする武道の普及に大きく貢献されてきました。その「ドミニカ共和国における武道普及の先駆者」としての功績が讃えられ、2009年には当国のスポーツ殿堂に、2012年には武道殿堂にその名を連ねました。松永氏は武道における貢献のみならず、文化面での交流にも大きく貢献され、1972年に国立植物園に私費を投じて日本庭園を建設し、2007年には、老朽化していた再興英雄記念塔(Monumento a los Heroes de la Restauración)、通称「サンティアゴ記念塔」を再建する際に、記念塔の外周庭園の設計を手がけてこられました。
他方メヒーア氏は、サントドミンゴ自治大学の医学部卒業後、1981年にスペインのマドリード・コンプルテンセ大学のサンカルロス病院にて耳鼻咽喉科学及び脳神経科学を修めました。その後、当国の東部中央大学やCDEP大学、イベロアメリカ大学等の大学で教鞭を執り、CDEP大学医学部学部長や同大学理事会副理事長を務めるなど、医学界への重要な貢献を行ってこられました。前述の貢献に加え、20歳から空手を習い始め、松濤館流空手の黒帯六段、少林寺流空手の黒帯四段を取得するに至りました。サントドミンゴの松濤館道場にて長年空手の指導に当たり、2006年からは国際松濤館空手道連盟ドミニカ共和国支部の支部長を、昨年2015年からはドミニカ共和国武道殿堂の会長を努めており、空手の普及を通じた日本との交流及び当国武道の発展に大きく貢献してこられました。
今回の受賞に対し、松永氏より「当国に入植依頼、ドミニカ共和国における柔道をはじめとする武道の普及に努めてきた、我々武道を嗜む者は、スポーツとしての武道のみならず、日本古来の武士道精神を含む本物の武道をドミニカ共和国人に伝えていく必要がある」と述べられ、また、メヒーア氏より「空手の修練を通じて、日本のサムライが有していた武士道の精神を学び、共感できる面が多々あった、私の心は半分ドミニカ共和国人で、もう半分は日本人である」と述べられました。
更なる情報を希望される方は以下のアドレスまでご連絡下さい。
在ドミニカ共和国日本国大使館 広報文化班: cultura@sd.mofa.go.jp.