対ドミニカ共和国 草の根文化無償資金協力 署名式

令和2年2月24日

  


 2月24日(月),日本国政府による草の根文化無償資金協力贈与契約署名式がサント・ドミンゴ自治大学にて行われました。同資金協力により、サント・ドミンゴ自治大学芸術学部音楽学校に,YAMAHAのグランドピアノ4台が整備されます。署名式には,被供与団体理事会役員,学部長,教授等が出席し,牧内博幸在ドミニカ共和国日本国大使とサント・ドミンゴ自治大学学長エマ・ポランコ・メロ氏との間で贈与契約が締結されました。
日本政府は草の根文化無償資金協力を通じ,ドミニカ共和国の文化・教育の発展及び同国と日本との文化交流促進,友好関係及び相互理解の増進を期待しています。
 
 署名式において牧内大使は,「日本の技術によるピアノが,音楽を志す若者達の感性を刺激し,このUASDから多くの優秀な音楽家が育っていくことを考えると非常に楽しみです。」と述べました。また,当資金協力を通して,世界的には500件近い案件が実施されており,ドミニカ共和国においては,今までに5件,同国の人々が文化やスポーツを通じてより豊かになれるプロジェクトが実施されました。
 


計画詳細:
 

サントドミンゴ自治大学音楽機材整備計画

 

  • 供与金額:73,622米ドル
  • 案件概要:サント・ドミンゴ自治大学芸術学部は音楽学校の教育の質向上のため,日本製のYAMAHAグランド・ピアノを4台申請しました。現在同音楽学校には同様のピアノはありません。供与されるピアノは,世界で唯一熱帯地域の気候に適した量産ピアノです。本計画実施により,同大学の音楽学科で学ぶ学生の増加,またピアノを使用した授業の質の向上が期待されます。供与ピアノの引渡し式では,招待音楽家,先生方及び学生達によるコンサートが予定されています。