対ドミニカ共和国 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件 「ドミニカ・リハビリテーション協会本部義肢製作機材整備計画」竣工式

令和3年10月4日

       


 10月4日(月)、牧内大使はサント・ドミンゴ首都特別区にあるドミニカ・リハビリテーション協会本部で、ドミニカ・リハビリテーション協会本部義肢製作機材整備計画の引渡式に出席しました。供与機材は牧内大使より、ドミニカ・リハビリテーション協会本部理事セルソ・ホセ・マランジーニ氏に引き渡されました。

 式典はドミニカ共和国政府により定められた対策措置に従い、最小限の人数で、被供与団体及びJICA関係者が参加し執り行われました。式典では、初めて供与機材を使用して制作された義肢を装着した患者も出席しました。

 本計画では、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じた177,069ドルの支援により、当国で初めての3D義肢製作に対応可能な機材が整備されました。当団体は当国で唯一、安価で義肢の提供を行っている機関ですが,現在、毎年増え続ける新規患者に対し、義肢製作及び提供を行う能力が不足している事が大きな課題となっておりました。本計画実施により、義肢製作時間短縮と義肢製作コストの削減、更に高品質義肢の製作が可能となり、同国の身体障害者を取り巻く社会環境の向上に寄与する事が期待されます。