対ドミニカ共和国 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件 「東サント・ドミンゴ市ロス・トレス・オホス地区技術訓練施設建設計画」竣工式
令和3年5月19日
5月19日(水)、在ドミニカ共和国日本国大使館の丸橋臨時代理大使は、東サント・ドミンゴ市ロス・トレス・オホス地区技術訓練施設建設計画の竣工式に出席し、テープカット及び除幕等を行いました。式典はドミニカ共和国政府により定められた感染症予防対策措置に従い、最小限の人数で、被供与団体関係者及び地域住民が参加し執り行われました。
本計画では、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じ、エルマナス・ファティマ技術訓練施設に対し86,968ドルの支援を行い、これにより、4技術訓練教室、児童学習室、事務室、カウンセリングルーム、受付及び2トイレが建設されました。同地域では、住民の失業率の高さに加え、教育、経済並びに社会面での設備が充実していないため、被供与団体は低所得層の女性及び若者に対し、裁縫、美容、情報技術訓練を、また、就学児童に対し、学習能力を伸ばすための補習を実施します。
本案件の実施により、技術訓練を通し、エンパワーメント推進及びロス・トレス・オホス地区の経済的自立が促進され、同地区住民、特に女性の福祉向上、また、その家族が生活していくための雇用機会確保に寄与することが期待されます。