令和2年度 対ドミニカ共和国 草の根・人間安全保障無償資金協力 署名式(2件)
令和3年2月19日
2月19日(金)、日本国政府による草の根・人間の安全保障無償資金協力2案件の贈与契約署名式を在ドミニカ共和国日本国大使館にて実施しました。署名式では牧内博幸在ドミニカ共和国日本国大使と各被供与団体代表者との間で贈与契約が締結されました。
今回、以下の計画を実施するために、合計で121,498米ドルの2件の契約が締結されました。
コンスタンサ市中古消防車整備計画
- 供与金額:86,698米ドル
- 案件概要:コンスタンサ市役所管理下のコンスタンサ市消防署は、森林地帯と人口密集地域火災に対応するための消防車を新たに1台必要としています。同市消防署は、現在2台の消防車で火災に対応していますが、老朽化とオーバーワークにより、車両の状態は完全ではありません。コンスタンサ市では人口増加に伴い緊急出動件数が増加している上、同市消防署は近隣のティレオ行政区及びラ・サビーナ行政区でも活動を行っています。日本政府からの寄付により、日本外交協会を通じ、地域住民の安全確保及び迅速な消火活動体制強化を図る目的で、同市に対し中古消防車1台が整備され、車両操作整備研修が行われます。
ティレオ行政区中古ゴミ収集車整備計画
- 供与金額:34,800米ドル
- 案件概要:ティレオ行政区役所は管轄6地区において清掃及び廃棄物回収を行っています。
現在同行政区は4台のゴミ収集車両を所有していますが、経年劣化と度重なる故障により、車両の状態は非常に悪く、その結果、日々地域住民により廃棄されるゴミの量に対し、同行政区のゴミ回収能力が追い付かない事態となっています。日本政府からの寄付により、日本外交協会を通じて同市にゴミ収集車1台が整備されることで、迅速で効率的な廃棄物回収が行われるようになります。本計画実施を通してティレオ行政区の衛生環境改善及びゴミ回収能力向上に寄与することが期待されます。