令和2年度 対ドミニカ共和国 草の根・人間安全保障無償資金協力 署名式(1件)
令和2年9月17日
9月17日(木)、日本国政府による草の根・人間の安全保障無償資金協力1案件の贈与契約署名式を在ドミニカ共和国日本国大使館にて実施しました。署名式では牧内博幸在ドミニカ共和国日本国大使と被供与団体であるエル・アルメンドロ幼児教育施設長との間で贈与契約が締結されました。
署名式において牧内大使は、「日本政府は当国において、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通し、これまで教育分野、特に幼児及び初等教育に重点を置いた案件に対して支援を行ってきております。子供の学習面においては、算数がその他の教科に関する理解力を伸ばし、また、社会人として必要な技術並びにスキルを身に付ける点で最も重要な教科の内の一つであると考え、同分野に対する支援も行っております。日本政府は今後もドミニカ共和国の教育関係機関を支援して参ります。」と述べました。
この度の署名式では、北サント・ドミンゴ市ビジャ・メジャ地区幼児教育施設拡張計実施のため、75,243米ドルの契約が締結されました。
北サント・ドミンゴ市ビジャ・メジャ地区幼児教育施設拡張計画
- 供与金額:75,243米ドル
- 案件概要:同幼児教育施設は1998年より、北サント・ドミンゴ市ビジャ・メジャ地区において、0歳から6歳の貧困家庭の子供たちに総合教育を行っています。現在、同施設には325名の幼児が通っていますが、入学希望者が年々増え続けているため、教室不足の問題に悩まされており、また、全幼児を集めた集会を行えるスペースもありません。当プロジェクトを通し、1多目的ルーム、2教室、2トイレを同施設に増築することで、ビジャ・メジャ地区全体における幼児教育の質向上が期待されます。


現在の集会の様子