対ドミニカ共和国 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件 「ラ・ロマーナ市オガ-ル・デル・ニーニョ教育施設拡張計画」竣工式

令和3年2月2日

   


2月2日(火)、在ドミニカ共和国日本国大使館の丸橋参事官は、ラ・ロマーナ市オガール・デル・ニーニョ教育施設拡張計画の竣工式に出席し、テープカット及び除幕等を行いました。式典はドミニカ共和国政府により定められた感染症予防対策措置に従い、最小限の人数で、児童生徒、教師及び被供与団体関係者が参加し執り行われました。
 
本計画では、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じ、東洋善行協会に対し83,470 ドルの支援を行い、これにより、同団体が運営する教育施設3階部分に4教室及び2トイレが増築されました。 市内の公立や私立の初等教育施設では、人口増加により教室不足が慢性化しており、同施設のように無料で給食・医療サービスを提供できる学校は多くありません。このような状況下、被供与団体は、約40年にわたり当地で、0歳から18歳を対象とした質の高い教育、給食、医療等を提供する総合教育施設を運営してきました。当団体が運営する総合教育施設では、シングルマザーや貧困層の子供を優先して受け入れることで、貧困からの脱却を支援しています。

本案件の実施を通して、新たな児童が当施設での就学機会を得、その家族及び周辺地区住民が間接裨益することにより、ラ・ロマーナ市内の教育環境の改善,生活環境の安定に寄与することが期待されます。