対ドミニカ共和国 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件 「サバナ・グランデ・デ・ボジャ市プライマリ・ケア施設建設計画」竣工式
令和2年2月28日
2月28日(金)、牧内大使は、サバナ・グランデ・デ・ボジャ市プライマリ・ケア施設建設計画の竣工式に出席し、テープカット及び除幕等を行いました。式典には、同施設利用者、地域住民、被供与団体関係者など約100名が参加しました。
本計画では、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じた88,150ドルの支援により、3診察室,1待合室,1薬局,1トイレが整備されたプライマリ・ケア施設を建設致しました。被供与団体はサバナ・グランデ・デ・ボジャ市において、若くして妊娠する貧困家庭の女性を中心に医療サービスを提供しています。元々同市にこのような活動に特化した医療施設はありませんでしたが、被供与団体はJICA青年海外協力隊員の支援も得ながら、手作りで小さな診療所を作り上げました。しかし当時の施設は簡素な木造家屋であり、診察室は一つしかなく、降雨時には雨漏りがしたり、電気や水道も整備されていないなどの問題があったため、本プログラムを通じ、プライマリ・ケア施設を新設しました。
本計画の実施により,同プライマリ・ケア施設の環境改善を図るとともに,サバナ・グランデ・デ・ボジャ市民に対する医療サービスの質の向上に寄与します。