対ドミニカ共和国 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件 「エル・ポソ市幼児教育施設建設計画」竣工式
令和元年12月13日
12月13日(金)、牧内大使は、エル・ポソ市幼児教育施設建設計画の竣工式に出席し、テープカット及び除幕等を行いました。式典には、同施設入所幼児及びその家族、地域住民、被供与団体関係者など約170名が参加しました。
本計画では、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じた87,847ドルの支援により、4教室、1事務室、3トイレが整備された教育施設1棟を新設致しました。エル・ポソ市では様々な要因からシングルマザーとなる女性が多いものの、同市内には政府が設置した5歳児を預かる幼児教育施設しか無く、2~4歳児を抱えるシングルマザー達は子供を預かってくれる施設が無いことから、職に就くことが難しい状況です。被供与団体は、2018年に幼児教育施設を設立し、シングルマザー家庭や貧困層の2歳~5歳までの子供を多く受け入れることで、同地域世帯の貧困からの脱却を支援しています。
本計画の実施により,エル・ポソ市内の幼児に対する教育環境及び幼児を抱える家庭の経済状況の改善に寄与します。