令和2年度 対ドミニカ共和国 草の根・人間安全保障無償資金協力 「コンスタンサ市中古消防車整備計画」 引渡式
令和4年12月24日

12月9日(金)、高木大使はコンスタンサ市民球場にて、日本政府からコンスタンサ市消防署に供与された中古消防車の引渡し式に出席しました。
本計画では、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じ、中古消防車1台の整備、輸送及び現地での車両操縦研修に係る86,698米ドルが支援されました。同研修は、中古の緊急車両等を修理し海外に送り届ける活動を行っている「日本外交協会(SPJD)」を通じて、12月5日から8日までコンスタンサ市民球場にてコンスタンサ市、他地方の消防団員及び、コンスタンサ市民を対象に実施されました。訓練には11月30日にコンスタンサ市と農業、スポーツ、教育、文化、環境サステナビリティの分野における交流を促進するパートナーシップ協定を結んだ松戸市から、消防隊員2名が講師として参加しました。


コンスタンサ市消防署はこれまで消防車を2台保有していましたが、近年車両の老朽化が進み車両故障が発生していました。一方、コンスタンサ市の人口増加に伴い、消防車の出動件数が増加しており、市内で発生する全ての緊急通報に対応することが困難な状況でした。コンスタンサ市消防署に消防車が寄贈されたことで、より迅速な消防活動が実施可能となり、コンスタンサ市民の安全が守られることが期待されています。
