令和元年度 対ドミニカ共和国 草の根・人間安全保障無償資金協力 竣工式 ラス・ローマス地域初等教育施設多目的運動場整備計画

令和3年12月10日
   
  
 
12月10日(金)、高木大使は、ラス・ローマス地域初等教育施設多目的運動場整備計画の竣工式に出席し、テープカット及び除幕等を行いました。
 
本計画では、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じた116,367ドルの支援を行い、これにより、多目的運動場(1,031m2)が整備されました。被供与団体は、2002年よりラス・ローマス地域4集落に学校を建設し,海外の有効な教育メソッドを積極的に取り入れる等して、同地域の教育の発展に貢献してきました。同校では2013年にも草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、4教室,図書館,事務所及びトイレの建設を行っています。しかし,運動場については整備が遅れており,生徒児童は土砂崩落の恐れがある状態の広場で,運動,レクリエーション等を行っている状態でした。
 
本計画では、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う緊急事態宣言の発令により工事が長期間中断された他、その間に建設現場で大雨被害が発生したため、実施期間の延長と26,434ドルの追加資金援助が行われました。
 
本計画の実施により、生徒達が他の地域に引けをとらない環境で様々な競技を練習できる事、また大会などを行う事が可能となり、同地域の教育の質の向上に寄与することが期待されます。
 
計画前後の運動場